やっと美術館へ行けるかなという気持ちになってきたので、比較的近い
SOMPO美術館に出かけて来ました。
印象派後期、最後に活躍したフランス人画家のアンリ・ル・シダネル(1862-1943)と
アンリ・マルタン(1860-1943)の日本では初めての展覧会だそうです。
前宣伝が私に届いたころから、「穏やかな綺麗な絵だなぁ・・観に行ってみようか。」と
思っていました。
ここがSOMPO美術館入り口。
そう・・・ゴッホのひまわりの絵のひとつをこの美術館が所蔵しているのです。
作品は70点展示されていましたが、写真撮影は3点のみOKで
この一枚・二枚は、主に南フランスで活躍したマルタンの作品。
明るい光がやさしく、美しい。点描ぽい筆さばきもあります。
「二番草」
「ガブリエルと無花果の木」
家族の情景が描かれています。
ガブリエルは妻の名前です。
そして、もうひとつ、アンリ・ル・シダネルの作品。
主に北フランスで活躍しました。
ジェルブロア テラスの食卓
温かな色合いの向こうの村の家々、寒色で描かれたテーブルの風景。点描画。
多くは身近なものを描いたようです。
何でも絵になるものと、反省しました。
この二人は友人で、活躍した時代も同じころですね。
公共施設、例えば市役所などの壁画も多く手掛けた。
有難いことに美術館はとても空いていて(一週間前の平日)ゆっくり作品と対峙して観ることが
出来ました。
それにしても穏やかな静かな画風の絵の数々でしたね。
私たちが知っている印象派の絵はもっと主張がある絵のような印象です。(私個人はそう思う。)
そして、美術館所蔵のゴッホのひまわりの絵。
ゴッホは7作品のひまわりの絵を描いたと云われますが、その一枚。
大きさは、そうだなぁ、30号くらいだったか・・・?
写真ではヒマワリの絵も穏やかそうに見えますが、先に観てきた絵が
穏やかな絵の数々でしたから
ゴッホの絵はやはり、パワーのあるインパクトの強い絵のように思えました。
絵からエネルギーを感じる…やっぱりゴッホは好きだな…と、勝手に思いました。
二大巨匠なのになぜ、今まで知られてこなかったかと言えば、
穏やかな画風ゆえにこれまでの前衛画家たちの陰に隠れてしまっていたと、ありました。
ビルの前の横断歩道から、今の新宿のビル群の一角です。
新宿も大きく変わった。
私が仕事に通っていたころの新宿はまだ高層ビルは、3っつくらいのビルしかなかったように思う。
昔々のことですね。
第一、損保ビルも、損保ビルとは呼ばなかったし・・・・。